エデンの花
絶版漫画「エデンの花」のヤフオク相場ウォッチです。
２００５年１０月１８日漫画「エデンの花」全１２巻の絶版が決定されました。
理由は「スラムダンク」「盗作」などで検索してください。
オークションにおいて重要なのは、絶版になった理由ではありません。
絶版になると新刊で手に入らなくなるため高く売れるようになるという事実です。
ここでは、絶版後のオークションの相場を観察することで、
絶版本をオークションで、より高く売る方法について考えていきます。
絶版発表日の前日１０月１７日の落札価格は、全１２巻で１２００円前後。
１冊約１００円です。
定価は１２冊で４６８０円（１冊３９０円）。
絶版発表は１０月１８日の昼でした。
発表日の夜、出品されていたのは、２件（古本のみ）ほど。
どちらも落札日は２０日以後に設定されていました。
発表日の１日後、１９日。
夜の時点で、出品数は７０件ほど。
なんと、発表後１日で３５倍です。
この中には絶版を知った後に買ったのでしょう、新品を出品している人もいます。
発表日の２日後、２０日。
発表後初の落札が行われます。
落札価格は約６０００円（古本）でした。
絶版発表前の約５倍です。
この出品者は絶版発表前から出品していたので、さぞ驚いたに違いありません。
この２０日時点で出品は１００件。
発表日の３日後、２１日。
落札価格（古本）は５０００円から６０００円。
この時点で、新品が落札されています。落札価格は６０００円から７０００円。
この２１日の時点で、出品数は２００を超えます。
発表日の４日後、２２日。
落札価格（古本）は３０００円から４０００円。
新品は５０００円前後。
発表日の５日後、２３日。
状況は前日とほぼ同じで
落札価格（古本）は３０００円から４０００円。
新品は５０００円前後。
発表日の６日後、２４日。
落札価格（古本）は３０００円前後。
新品は落札がほぼなくなります。
定価が４６８０円なので、それより安くしか売れなくなったのでしょう。
その後は、しばらくの間
落札価格（古本）は３０００円前後で推移します。
１０月２９日頃になると価格は更に下落、
２０００円前後になります。
１１月中頃には、やや持ち直し３０００円前後。
１２月は、２５００円前後で推移します。
以上から分かることは、
絶版本は発表直後が最も高い。
新品はあまり儲からない。
ことです。
よって出品者の場合
絶版を知ったら、すぐブックオフに行って、その日の内に可能な限り短い期間（２日間）で出品する
と多くの儲けを出せると思います。
逆に落札しようとする場合には、
じっくり２週間くらい待ってから買うと良いでしょう。
今回のものは絶版の中でも、全１２巻の漫画であり。
絶版になるものが小説などではまた違った結果になると予想されます。